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コンテンツ制作の流れ
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  1.コンテンツ制作のプロセス
  2.制作業者選定の方法
  3.コンテンツ制作料金の要素
  4.注意すべきポイント
  <小さなプロジェクトでスタートして大きくする>

  <営業、広報、総務などの部署の協カを得る>

  <とにかく早く立ち上げる>

  <積極的に社内へ告知する>

  <印刷物との違いを理解する>

  <社内事情に引っ張られないようにする>

  <プロのデザイナーに発注する>

  <画像データが重すぎないようにする>

  <最新技術を必要以上に盛り込まない>

  コンテンツ制作の流れ
  1.コンテンツ制作のプロセス
  ●制作のプロセス
   A.情報発信の目的を明確にする。
          
   B.コンテンツ作成の総予算を決定。
          
   C.Web制作会社の決定。
          
   D.全体のコンセプトを制作会社と共同で固める。
          
   E.納品までのスケジュールを詰める。
          
   F.コンテンツの元になる資料、データの提出。
          
   G.ラフデザインのチェック、再打ち合わせ。
          
   H.HTML画面の手直しとWeb公開のテスト。
          
   I.最終納品、Webで公開。
          
   K.社内、社外の反応を見ながら随時手直し。



 2.制作業者選定の方法
●制作業者選定の方法   
 制作業者の選定の具体的方法ですが、幾つかの業者に声をかけて、それらのWeb制作実績を教えて もらうのがよいでしょう。プロバイダやネットワークベンダーがコンテンツの制作サービスも提供し ているケースがありますが、実際は彼らと提携するデザイン会社に下請けしていることが多いので、 同様の方法でその実力を確かめましょう。  
 見積もりについては、1画面当たり幾らではなく、予算の総額を提示して、その範囲で企画を提案してもらうのがよいでしょう。良心的な制作会社なら、全体のコンセプトやデザインの統一性などに留意してアイデアを練るでしょうから、「際の制作コストを1画面あたりの単価」という算定方法は、実反映していないのです。予算の総額と、ユーザーに伝えたい自社の特徴や業務内容を明確にして、それを最も効果的に見せるデザインや画面数を具体的に提案してもらいましょう。また、情報の更新や追加を誰が行うかは非常に重要な問題ですので、企画段階から取り決めておくことが必要になります。原則的には、Webデザインは専門家に任せるほうがよいですが、情報内容の単純な追加や更新程度なら、社内の担当者が直接行うべきです。そのほうが更新のスピードが早く、 かつコストを抑えられます。

 3.コンテンツ制作料金の要素
●コンテンツ制作料金の要素   
 コンテンツの制作料金は、幾つかの要素に分けられます。それらを大まかな項目にすると、だいたい以下のようなものになります。
  サイト全体や部分ごとのコンセプト作り
  ・イラスト、文章作成 
  ・インタビューや撮影などの出張費
  ・WebデザインとそのHTML
  CGIなどのプログラム作成
  ・サイト運用に関するコンサルティング

 インターネットのコンテンツ制作コストの特徴は、WebデザインのHTML化、プログラミングなどのWeb特有のコストがかかってきます。いずれにせよ、その企業の「顔」というべき企業ホームページを、ある程度見栄えよく作ろうとするなら、やはりそれなりの手間と費用がかかるのは確かです。これは紙の印刷物もWeb画面もまったく変わりません。

 4.注意すべきポイント
●この点に気を付けよう   
 企業ホームページの構築に当たり、気をつけるべき点を以下にあげてみます。

  
<小さなプロジェクトでスタートして大きくする>   
 ホームページ構築の企画段階から、数人からなるプロジェクトを発足させるのがうまいやり方です。そのメンパーは、システム担当、広報担当は当然として、営業やマーケティングなどの人間を必ず含めるべきです。社内を探せば、自宅でインターネットに接続している人間が必ず一人はいるはずです。そういう社内のリソースを積極的に利用しましょう。社内公募で選ぶのもよい方法でしょう。

  
<営業、広報、総務などの部署の協カを得る>   
 本来、ホームページで提供する情報の内容決定や更新などの実務を行うのは、社内の営業、広報、宣伝、総務、人事などの各担当者というのが理想です。しかし現実はいろいろな問題でそれが無理な場合が多いので、せめてそれらの各部署の協力を最大限得られるよう、運営に巡る方法を相談し、協力を要請しましょう。情報内容に責任を持つ部署に参加意識を持たせなければ、業務として社内に根付きません。

  
<とにかく早く立ち上げる>   
 ホームページ構築が決まったら、スケジュールを厳守して早く立ち上げるようにしましょう。はじめから完璧を目指さず、まずは少ないぺージを公開し、だんだんと規模を拡大させていくようにしたほうがよいでしょう。知識が浅く不十分な段階では、ミスも発生しやすいものです。規模の小さい段階ならミスや不都合が発覚した場合の修正も容易です。

  
<積極的に社内へ告知する>   
 ホームページに対する社内への告知を徹底しましょう。社外はともかく、自社の社内に内容をよく知ってもらうことが先決だからです。自社全体の認知を得るために、上層部へのプレゼンを行うことも大切な要素です。また、総務部と掛け合って、社員の名刺や社用封筒に自社のホームページのURLを刷り込んでもらいましょう。紙で配布される社内報にも、自社サイトの紹介をして社内告知に努めましょう。自社のホームぺージの内容が社内に浸透すれば、その分だけ各部署からの協力が得やすくなります。

  
<印刷物との違いを理解する>   
 外部業者にホームページ制作を依頼するための手順は、本質的には印刷物の場合と同じです。ただし技術的な問題から、印刷では可能だが、ホームページでは実現不可能な事柄もあることを知っておきましょう。例えばユーザーのブラウザの種類、設定、モニター画面の大きさなどで、実際の表示が異なってくる、といったことです。  
 またやっかいなのは、固有名詞に使われている旧漢字の問題です。旧漢字をコンピュータ自身で持っていないことも多いので、表示しようがありません。

  
<社内事情に引っ張られないようにする>   
 インターネットにおいては、自社のホームページをいかに「見ていただくか」が勝負になります。しかし実際には、ユーザーのニーズを忘れて、社内の事情にばかり気を使った企業ホームページが多いのが現状です。各部署の商品すべてを平等に紹介することに注力し過ぎて内容の薄いものになったりしています。紹介する製品の並べ方や選択基準は、あくまで顧客であるユーザー本位とし、思い切ってメリハリを付けることが必要です。

<プロのデザイナーに発注する>   
 いうまでもないことですが、企業として立ち上げる場合、デザインは非常に重要な要素になります。個人のホームページならどんなに下手なデザインでもご愛橋で済みますが、企業ホームページの場合、お粗末なデザインは信用を傷付ける恐れさえあります。HTML画面の作成は素人にも簡単にできる時代 になりましたが、デザインの水準はプロのそれとは明らかに異なるものです。予算が厳しくても、せ めてトップ画面だけはプロのデザイナーに依頼することをおすすめします。

  
<画像データが重すぎないようにする>   
 企業ホームページ画面は、ただデザインに凝ればいいというものではありません。容量の大きすぎる画像データで飾られた画面は、すべての画像が表示されるまでに長い時間がかかります。時間がかかればかかるだけ、表示し終わるのを待ちきれないユーザーは他のホームページへ逃げていってしまいます。より小さなデータで、より優れたデザインを表現するのは非常に難しいことですが、そこがホームページデザイナーの腕の見せ所となります。


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